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キャリアデザイン

「キャリアデザイン」をどのように描くかは、人がトータルな人生を歩んでいく上で大きな意味を持つ。それは一種の「人生の旅」であり、また「人生の物語」でもある。人は、その人でなくては描けない独自の創造的な人生行路を切り開いていくところにその人にとって他に代替できない価値が生まれる。人生の意味(Wholistic Life)を見いだせるようなキャリアデザインを・・・、という観点が当社の立場である。


Ⅰキャリアデザインとは

まず第一に、キャリアデザインとは、単に職業や職種(仕事)、会社組織の範囲に留まらず、ライフステージの各段階における自己実現過程として広く捉える。
第二に、キャリア形成に関わってくるのは、コアの専門職種(個人ファクター)を中心に、組織、職場、業種、資本(外部ファクター)やライフステージの節目の段階で個人の選択に影響を受けたご縁のある人々(友人、上司、家族など)、さらに今日ではグローバル経済構造までの範囲が関係してくる。
第三に、キャリアデザインを描く対象者は、若者(20代、及び第二新卒も含む)から、ミドル(30代半ばまで)及びシニア(40代及び50代)までを含む。その他、出向・転籍、転職希望者、及び定年退職者や早期退職者はライステージの節目に当たるときのキャリア選択肢がある。
第四に、キャリアデザインの要素としては、次の3つがある。

  1. 自己イメージ:自分はいったい何が得意か。:才能
  2. 自分はいったい何をやりたいか:欲求
  3. どのような自分なら意味のある、社会に役立っていると実感できるか:価値

これらについて自己分析するところから始まる。

Ⅱ雇用構造が変わった

従来の日本の企業社会は、雇用を保障されながら安定したキャリアを歩むのが当たり前であった。企業組織の方向性も明確で社員も一歩ずつキャリアを積んでいけば目標を達成できる構造だった。企業は右肩上がりの成長路線を戦略としていた。したがって、組織を強化拡大して行くために大量の社員を採用した。新卒者、転職者にとって売り手市場の時代だった。社員も所属する組織内部だけで通用するキャリアを積んでいけば良かった。内部に閉じ込められた生き方だった。 しかしながら、バブルがはじけ、さらに2,008年のリーマン・ショック以降、世界の経済構造が大きく変わった結果、現在グローバルエコノミーが全世界を覆っていてお互いにリンクしており、日本の企業社会は単に閉鎖的に日本のマーケットだけを考えていけばサーバイブできない環境になっている。 いまや、職務、組織、仕事と家庭、産業の壁を超えて動くキャリアが求められている。バウンダリーレス・キャリアだ。そして、今日、先行き不透明な企業社会にあって、組織的よりも創造的職種へのニーズが高く、専門技術・知識を磨きながら、どの会社にも自分を縛りつけることなく組織と人の関係がルースで、オープンな形態でキャリアを積んでいく方向になってきた。 企業の組織構造も今日、次のような構造になってきた。

  1. コア人材は正社員で構成するが、補助的業務、定型業務は、アウトソーシングしたり、派遣社員、臨時雇用、業務委託、嘱託など多様な組織構造に変化している。
  2. 企業戦略の素早い変化に対応した組織形成の必要性から、出向・転籍、早期退職制度など常に変化する就業構造に変わってきた。
  3. クローズドからオープンな組織構造へ変革するために、社外の組織、人々との交流、社内でも異なる組織と連携したプロイジェクト推進、社外でも通用するキャリアの開発など、内と外との関係性の強化拡大が図られている。
  4. 組織の側に個人が「雇用されていること(Employment:エンプロイメント)」が前提ではなくなり、個人の側が組織に対して絶えず「雇用に値する自分の能力、つまり就業可能性(Employability:エンプロイアビリティ)」を編み上げることが新たな前提となりつつある。

Ⅲ 21世紀の組織、21世紀のキャリア

今日の組織構造及びキャリア模様は、一言でいえば、我が国の企業及びビジネスパースンが、グローバル経済の下、世界の企業、世界のビジネスパースンと密接にリンクしており、企業も人も激烈に競争していることだ。しかも、そのグローバル・コンペティションは、常に変化している。ダイナミックな変化に企業も人も対応して更に一歩先進性を帯びて動いていくことが求められる。

1)オープンな組織 グローバルスタンダードなポータブル・キャリア
2)フレキシブルな組織 転職市場での売れる人材、実績を証明できる人材
3)コアコンピタンス経営 専門性かつ価値を持ったコア人材
4)機敏な(agile)経営 スピーディーな仕事ぶり
5)個を活かす自己責任の組織 個人のキャリアデザイン、自己決定の選択
6)創造的組織 創造開発型人材

Ⅳ激変の時代、リスクもオポチュニティーも

21世紀に入って最初の10年(First decade)、いま正に激変の時代!世界は経済、政治、社会、文化面でグローバルに広がり、お互いにリンクし合っている。変化の波は瞬時として留まらない。
その中で企業もビジネスパースンもリスクを負う半面、オポチュニティーもある。キャリア発達過程でも変化や先行きの不透明さをリスクとして捉えるのではなく、むしろ変化をオポチュニティーとして積極的に動いていく姿勢が必要だ。未来は誰も的確に見通せない。変化を機会として強い意思と気力を充実させてキャリアの自己実現目標を達成すべく、高邁な志を持って果敢に挑戦して行くこと。それが意味ある人生にも通じる。

Ⅴ20代若者(ヤング)、30代半ばのミドル、40代シニアのキャリア

1)20代の若者(ヤング)は
何よりもアサインされた仕事をマスターすることに集中することだ。1~2年で与えられた仕事の適性や評価をするには早すぎる。3年間は単に仕事を習熟するばかりではなく同僚、先輩、上司から学び、会社組織、経営理念、方針、歴史、更に取引先、顧客に至るまで、自分の肌で吸収しようという気持ちを忘れてはならない。
学生から企業社会への最初の一歩をどのように歩んだかは非常に重要でその後のキャリア形成にも影響を及ぼす。基礎を固める時期だからだ。最初の上司がgood supervisorであるか否かも大事になってくる。
学生から企業人に変わったときにリアリティ・ショックがでてくる。そこでは事前に描いていた夢と現実の間のギャップを如何に繋ぐかという課題だ。それは新たな段階への通過儀礼(イニシエーション)をくぐることだ。「職場集団への通過儀礼(グループ・イニシエーション)」と「職場の仕事上の課題面での通過儀礼(タスク・イニシエーション)」のふたつである。前者は、職場集団のメンバーに自分も仲間の一員と認めてもらうことである。後者は、職場の課題に仕事面できちんと貢献できることである。すなわち、仕事ができるということは、この二通りのイニシエーションを通過して始めて達成できることを意味する。したがって、20代ヤングのキャリアとは、単に職務をマスターしたに留まらず、職場集団での人間関係の側面でも習熟している必要がある。
20代のキャリアは、専門分野の基礎固めをするうえで、コアの仕事を深化させ、コアの仕事を拡大させることである。(Job Enrichment & Job Enlargement)
20代の転職市場での価値は、自己のコアな仕事の基礎がきちんと固められているかが問われる。3年やってみて、仕事、職場、会社が自己のイメージに合致しない場合は、いたずらにそこで我慢するのではなく、外部への転職も選択肢に成り得る。

2)30代半ばのミドルは
まずこの時期までに自己のコアキャリアを確立しておくことだ。それが転職市場での売り手としての価値である。
この時期には、人は今まで歩んできたライフステージ、キャリア発達過程について回顧、見直すようになる。およそ人生の半分を過ぎた時期だからだ。これからの人生の後半期を如何に生きてゆくかが重要な意味を持つ。人生の意味を考える時期に当たる。
この人生の中間点に立って、後半に向かって生きる力が漲り、創造的になる人と、油が切れたように、停滞してしまう人がいる。しかし、実際は、後半は人生の黄金期であり、人生の統合期でもあることを忘れてはならない。ここでは、20代ヤングでやってきたキャリア形成、成長路線からきっぱりと決別して、自己に少しシフトして自己のキャリア目標、生き方に向き合うような路線転換が大事になってくる。この時期に個人へのシフトチェンジが出来るか否かが、満足のいくライフステージを歩んでいくためのKey for Successだ。
この時期のキャリア転職価値は、専門分野で実績を証明できるプロフェッショナル人材か否かである。ビジネスの戦線をくぐって一皮も二皮も剥けた経験を肌で感じたことがあるか。さらに今日の不透明な時代に対応する洞察力、先見性、決断力も合わせて求められる。

3)40代シニアは
一般的にはシニア世代ではないかもしれないが、変転極まりない現在の企業の組織構造では、企業戦略に対応して年齢の若返りを志向している。40代でも企業によっては、早期退職制度、出向・転籍などの雇用形態が出てくる。
この人生の後半期をやや過ぎた時期は、統合とアイデンティティのさらなる確立を図る時期となる。このシニアの時期は、ライフステージ、キャリア発達過程の至高点に至る時期である。ビジネス領域は勿論、さらに人間のとしての器量、識見、社会的貢献といった面も問われる。シニアのキャリアでは、マネジメントリーダーシップの顕著な実績やエグゼクティブとしての資質、経験を有するか否かが問われる。

Ⅵ夢を描き続けよう

いくつになっても夢をもつことが大切だ。ライフステージの各段階、キャリア発達過程、自己実現過程でそれぞれ目標(夢)に向かってそれを実現すべく歩んできただろう。
ここで自分の夢を振り返ってみよう。最初に描いた夢を節目、節目で見直して、修正してきたこともあるだろう。夢は変化するものだから。夢の内容も重点の置きどころも変わってきて当たり前だ。でもいのちある限りいくつになっても夢を描いてそれを実現すべくアクションを起こしていくことだ。その人生の過程が人生に意味を与える。その意味では、人生で夢を描いてそれを実現して行くプロセスは、まさにその人オリジナルの芸術作品(アート)に昇華されるものだ。